「坪単価の平均を知れば、理想の家を建てることができる」
まずは、結論してこの事をお伝えしておきます。
とはいえ、
- ・注文住宅の坪単価ってなに?
- ・注文住宅の坪単価は平均どれくらい?
- ・自分たちの理想の坪単価はいくらぐらい?
という疑問をお持ちではありませんか?
そこで、この記事では坪単価について分からないというお悩みを、
タマホームで注文住宅を建てた筆者の観点から解決します。
具体的には
- ・坪単価の基礎知識がわかる
- ・注文住宅の坪単価の全国平均がわかる
- ・坪単価別の注文住宅の特徴
- ・理想の坪単価のシミュレーション方法を紹介
の順番にご紹介していきます。
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- 1.注文住宅の坪単価とは?1坪(約3.3m2)あたりの建築費のこと!
- 2.注文住宅の坪単価の全国平均は約100万円!
- 3.【坪単価別】注文住宅の特徴
- 4.理想の坪単価のシミュレーション方法
- 5.まとめ
1.注文住宅の坪単価とは?1坪(約3.3m2)あたりの建築費のこと!
注文住宅は自分の好みやライフスタイルに合わせて家を建てることができる魅力的な選択肢ですが、その分費用も高くなりがちです。
では、注文住宅の坪単価はどのくらいなのでしょうか?
一概には言えませんが、土地の条件や建築会社の規模、設計や仕様、工法などによって大きく変わります。
そこで、この章では注文住宅の坪単価の基礎知識とハウスメーカーと工務店の坪単価について解説します。
1-①.注文住宅の坪単価とは?
坪単価の計算式 |
建物の本体価格 ÷ 延床面積 = 坪単価 |
延べ床面積が100坪で建築費用が3000万円だった場合 |
3000万円÷100坪=30万円 |
注文住宅の坪単価とは、一般的には、建築費用を敷地面積で割ったものです。
つまり、建物の大きさや形状に関係なく、土地の広さに応じて費用が決まるということです。
例えば、延べ床面積が100坪で建築費用が3000万円だった場合、坪単価は3000万円÷100坪=30万円となります。
しかし、実際には、注文住宅の坪単価はもっと複雑な要素で決まります。
建物の大きさや形状だけでなく、設備や仕様、デザインや構造、工法や工務店など、さまざまな要因が影響します。
そのため、同じ敷地面積でも、坪単価は大きく異なることがあります。
例えば、敷地面積が100坪で建築費用が3000万円だった場合でも、高級な設備や仕様を選んだり、オリジナルなデザインや構造を採用したり、高品質な工法や工務店を選んだりすれば、坪単価は30万円以上になる可能性があります。
注文住宅の坪単価を知ることは、予算や資金計画を立てる上で重要です。
自分の希望やニーズに合った注文住宅を建てるためには、坪単価だけでなく、建物の品質や性能、デザインや機能性なども考慮する必要があります。
1-②.ハウスメーカーと工務店では坪単価が違う!
一般的に言われることは、ハウスメーカーの方が工務店よりも坪単価が高いということです。
これは、ハウスメーカーが大量生産や標準化によってコストを抑える一方で、ブランド力やアフターサービスなどで価格を上げているためだと考えられます。
また、ハウスメーカーは自社のカタログやモデルハウスに沿って家を建てることが多く、オリジナリティや自由度が低いというデメリットもあります。
一方、工務店は個別対応やオーダーメイドによってコストがかかる一方で、お客様の要望や予算に合わせて柔軟に対応できるというメリットがあります。
また、工務店は地域に密着していることが多く、土地や気候などの条件に合わせた家づくりができるという点も魅力的です。
1-②-1.ハウスメーカーの坪単価
ハウスメーカーの坪単価は、建築する家の規模や仕様、地域によって大きく異なります。
一般的には、坪単価が高いほど、家の品質や性能が高くなると考えられますが、必ずしもそうとは限りません。
ハウスメーカーによっても、坪単価の計算方法や含まれる項目が異なるため、単純に比較することはできません。
そこで、ハウスメーカーの坪単価について具体的な金額を知るためには、以下の3つのポイントに注意する必要があります。
- 1.坪単価に含まれる項目を確認する
- 2.同じ仕様で複数のハウスメーカーから見積もりを取る
- 3.実際に建てた人の口コミや評判を調べる
これらのポイントを踏まえて、ハウスメーカーの坪単価の平均値を参考にしてみましょう。
全国平均では、ハウスメーカーの坪単価は約60万円と言われています。
しかし、これはあくまで目安であり、実際には40万円から100万円以上まで幅があります。また、地域によっても差があります。
例えば、関東地方では約65万円、関西地方では約55万円となっています。
1-②-2.工務店の坪単価
工務店の規模や実績、住宅の設計や仕様、地域や時期などによって大きく異なります。
一般的には、大手工務店やハウスメーカーの坪単価は30万円~40万円程度、中小工務店の坪単価は20万円~30万円程度と言われています。
しかし、これらはあくまで目安であり、実際には個別の見積もりを取る必要があります。
坪単価を比較するときに注意したいのは、坪単価に含まれるものと含まれないものがあるということです。
例えば、土地費や外構費、設計費や諸経費などは坪単価に含まれていない場合が多いです。
また、同じ坪単価でも、住宅の品質や性能が異なる場合があります。
例えば、耐震性や断熱性、耐久性などは住宅の安全性や快適性に大きく影響しますが、これらは坪単価だけでは判断できません。
したがって、坪単価を比較するときには、細かく見積もり内容を確認し、同じ条件で比べることが重要です。
>>注文住宅の坪単価を徹底比較!ハウスメーカーと工務店の坪単価の一覧表と坪単価を抑える方法を紹介
2.注文住宅の坪単価の全国平均は約100万円!
注文住宅の坪単価とは、建築費用を建物の床面積で割ったものです。
つまり、1坪あたりにかかる費用のことです。
注文住宅の坪単価は、建物の規模やデザイン、仕様や設備、地域や工務店などによって大きく変わります。
そのため、一概に全国平均を出すことは難しいのですが、参考までに紹介していきます。
2-①.注文住宅の坪単価の全国平均
注文住宅の坪単価とは、建築費用を敷地面積で割ったもので、土地や建物の規模や仕様によって異なります。
全国平均は約100万円と言われていますが、これはあくまで目安であり、地域や業者によって大きく変動します。
2-②.【建物のみ】坪単価の平均は20~60万円
まず、建物のみの坪単価とは、敷地や外構などを除いた、建物本体の工事費用を坪(約3.3平方メートル)あたりで表したものです。
これは、建物の規模や構造、仕様、設備などによって大きく変わりますが、一般的には、木造住宅では20~30万円、鉄骨造や鉄筋コンクリート造では40~60万円程度が相場と言われています。
しかし、これはあくまで目安であり、実際には個別の見積もりが必要です。
なぜなら、同じ坪単価でも、建物の形や階数、間取りや窓の数などによって、必要な工事量や材料費が変わるからです。
例えば、角地や南向きなど立地条件が良い場合は、窓を多く設けることで採光や通風を良くすることができますが、それだけ窓枠やガラスなどの費用がかかります。
また、複雑な形や高さのある建物は、構造計算や耐震性能などにも影響します。
自分の希望や予算に合った住宅を建てるためには、何を優先するか、どこにコストをかけるかを考えることが大切ですよ。
2-③.【土地+建物】坪単価の平均は90~110万円
まず、土地の坪単価は地域によって大きく異なりますが、全国平均では約30万円と言われています。
一方、建物の坪単価は建築会社や設計内容によっても変わりますが、一般的には約60万円から80万円程度と考えられます。
したがって、注文住宅の土地+建物の坪単価の平均は、約90万円から110万円ということになります。
もちろん、これはあくまで目安であり、実際には個々の条件によって大きく変動する可能性があります。
例えば、都心部や人気エリアでは土地の坪単価が高くなりますし、高級な素材や設備を使ったり、複雑なデザインや構造を採用したりすると、建物の坪単価も上昇します。
逆に、郊外や人口密度の低い地域では土地の坪単価が安くなりますし、シンプルで機能的なプランを選んだり、自分で一部の工事を行ったりすると、建物の坪単価も抑えることができます。
注文住宅を建てる際には、自分の予算や希望に合わせて、土地と建物のバランスを考えることが大切ですよ。
3.【坪単価別】注文住宅の特徴
坪単価は、土地や建物の規模、設備や仕様、工法や工務店などによって大きく変わります。
一般的には、坪単価が高いほど高品質で高性能な注文住宅になりますが、必ずしもそうとは限りません。
そこで、坪単価別に注文住宅の特徴を見ていきましょう。
3-①.坪単価30-50万円の注文住宅
引用:【SUUMO】 【本体価格1130万円/30坪台/間取図有】北欧デザイン×シンプルモダン。予算内で理想がカタチに - ジブンハウス の建築実例詳細 | 注文住宅
坪単価30~50万円の注文住宅は、ローコスト住宅に分類されます。
自由に間取りを設計する家づくりというよりは、既に決められた規格に基づいて建築する規格住宅を展開している会社が多いです。
家の特徴としては、片流れ屋根が採用されているのが多く、間取りは1階と2階の面積が同じ総二階建ての注文住宅になっています。
間取りをこだわらなければ、システムキッチンやお風呂なども標準仕様になります。
30~50万円以下の坪単価の注文住宅は、予算が限られている方やシンプルな暮らしを求める方に向いています。
この坪単価帯では、土地や建物の面積を小さく抑えたり、標準仕様の素材や設備を選んだりすることでコストを抑える必要があります。
また、建築家や工務店の選択肢も限られるため、自分で調べたり相談したりする能力が求められます。
この坪単価帯の注文住宅の特徴は、無駄のないシンプルなデザインや間取りであることや、省エネやエコなど環境に配慮した工法や設備を採用していることです。
3-②.坪単価50-70万円の注文住宅
引用:【SUUMO】 【東近江市/2000万円台/空気がきれい】床下エアコン1台で家じゅう快適な温度、安心して子育てできる家 - マコトホーム 彦根店の建築実例詳細 | 注文住宅
坪単価50~70万円の注文住宅は、ローコストメーカーやミドルコストで建てられる会社が多いです。
ローコストメーカーだと、自由設計の家づくりが可能になってきます。
ローコスト住宅よりは、間取りの自由度も高くなってくるので、希望を叶えられる部分も多くなってきますよ。
建物の形状も基本総二階が多いですが、角が多く複雑な形状のデザインの注文住宅にすることもできるようになります。
また、大手ハウスメーカーの中では、低いグレードのシリーズがこの価格帯に当てはまりやすいです。
坪単価50~70万円の注文住宅は、一般的な注文住宅の相場です。
この坪単価帯では、土地や建物の面積は平均的であることが多く、標準仕様から一部カスタマイズした素材や設備を選ぶことができますよ。
また、建築家や工務店も多数ありますので、自分の好みや予算に合ったプロを探すことができます。
この坪単価帯の注文住宅の特徴は、バランスの良いデザインや間取りであることや、快適さや機能性を重視した工法や設備を採用しています。
3-③.坪単価70-100万円の注文住宅
引用:【SUUMO】 【ガレージ/バルコニー/変形地】両面開口で、眺望や光と風の心地よさを楽しむ「四季を感じる家」 - オカケン の建築実例詳細 | 注文住宅
大手ハウスメーカーでは、坪単価70~80万円で商品を展開しています。
住宅の種類としては、木造系だけでなく、鉄骨系も選択肢にすることができます。
このレベルの高級住宅メーカーになると、使用する素材が最上級のものだったり、設計の自由度が極めて高いです。
そのため、自分の理想の家づくりを実現しやすくなります。
また、建てた後のアフターフォローが充実しているので安心感があります。
坪単価70-100万円の注文住宅は、高級感や個性を求める方に向いています。
この坪単価帯では、土地や建物の面積は広く、オーダーメイドの素材や設備を選ぶことができます。
また、建築家や工務店も一流のプロが多く、自分の理想を実現することができますよ。
この坪単価帯の注文住宅の特徴は、高品質なデザインや間取りであることや、最新の技術や設備を採用しています。
4.理想の坪単価のシミュレーション方法
坪単価は様々な要素によって変動するため、一概に決めることはできません。
では、どうやって自分の理想の坪単価を見つけることができるのでしょうか?
そのためには、シミュレーションが必要になってきます。
シミュレーションとは、自分の希望する住宅の条件や仕様を設定して、それに応じた坪単価を計算することでおおよその坪単価を把握することができます。
シミュレーションを行うことで、自分の理想の住宅がどれくらいの費用になるか、また、どのような要素が坪単価に影響を与えるかを知ることができます。
シミュレーションを行う方法はいくつかありますが、今回は、インターネット上で利用できる無料のサービスを紹介していきます。
4-①.費用シミュレーションをする前に確認すること
注文住宅を建てるとき、費用はどのくらいかかるのでしょうか?
費用シミュレーションをすることで、予算やローンの計画を立てやすくなります。
しかし、費用シミュレーションをする前に、いくつかのことを確認しておく必要があります。
そうしないと、実際の費用と大きくずれてしまう可能性があります。
この章では、注文住宅の費用シミュレーションをする前に確認するべきことについて紹介していきます。
4-①-1.建てたい家の費用を把握する
家の費用を知る方法は大きく分けて2つあります。
これは、自分の希望する家のプランや仕様を伝えて、見積もりを出してもらう方法です。
この方法のメリットは、自分のイメージに近い家の費用がわかることです。
デメリットは、見積もりを出してもらうためには、ある程度の時間や手間がかかることです。
2つ目は、インターネットで調べる方法です。
これは、ハウスメーカーや工務店のホームページやブログなどで、過去に建てられた家の事例や価格を見る方法です。
この方法のメリットは、簡単に色々な家の費用がわかることです。
デメリットは、自分の希望する家と同じ条件のものがない場合があることです。
>>【一覧表つき】注文住宅の費用は大きく分けて3つ!内訳や筆者の費用内訳も公開
4-①-2.自己資金をいくら準備できるのか確認
注文住宅は自分の好みやライフスタイルに合わせて設計できるメリットがありますが、その分費用も高くなります。
そこで、自己資金をいくら用意する必要があるのか、事前に把握しておくことが大切です。
自己資金とは、住宅ローン以外に自分で用意するお金のことです。一般的には、土地代や建築費の10%以上が目安とされています。
しかし、これはあくまで目安であり、実際には個人の収入や支出、家族構成などによって変わります。
そこで、自己資金を確認するには以下の3つのステップを踏むことをおすすめします。
1.現在の貯金額を確認
これが自己資金の基本となります。貯金額は定期預金や投資信託なども含めて計算しましょう。
2.毎月の収入と支出を見直し
これが自己資金の増減に影響します。
収入は給与やボーナスなどを合計し、支出は生活費やローン返済などを引き算します。
収入から支出を引いた残りが毎月の貯蓄額です。
この貯蓄額を将来の建築予定時期まで積み上げると、自己資金の増加分がわかります。
3.最後に、注文住宅の見積もりを取る
これが自己資金の必要額です。
見積もりは複数の業者から取ることで、相場や適正価格を把握できます。
見積もりには土地代や建築費だけでなく、諸経費や税金なども含まれていることに注意しましょう。
以上の3つのステップで、自己資金をいくら準備できるか、そしていくら必要かがわかります。
自己資金が足りない場合は、住宅ローンの借入額を増やすか、注文住宅の規模や仕様を見直すかのどちらかを検討する必要があります。
逆に自己資金が余る場合は、住宅ローンの借入額を減らすか、注文住宅のグレードアップやオプション追加などを考えることができます。
自己資金は注文住宅を建てる上で重要な要素です。
しっかりと確認しておくことで、無理なく快適な住まいづくりができますよ。
4-①-3.月々のローン返済額はいくらまで大丈夫なのか
注文住宅を建てるというのは、多くの人にとって一生に一度の大きな買い物です。
そのため、ローンを組む場合は、将来の収入や支出を見据えて、無理のない返済計画を立てることが重要です。
では、月々のローン返済額はいくらまでなら大丈夫なのでしょうか?
一般的には、月々のローン返済額は、家計収入の25%以下に抑えるという目安があります。
これは、ローン返済以外にも生活費や教育費、老後資金などの必要経費を考慮した上で、余裕を持って返済できるという水準です。
もちろん、家計収入や支出によって個人差がありますので、この目安はあくまで参考程度にしてください。
では、具体的に月々のローン返済額を計算するにはどうすればいいのでしょうか?その方法は簡単です。
まず、自分たちの家計収入を確認します。
次に、家計収入の25%を掛けます。これが月々のローン返済額の上限です。
例えば、家計収入が50万円だとすると、月々のローン返済額は12万5000円以下になります。
次に、この月々のローン返済額から、借入金額や金利、返済期間などを逆算します。
これにはインターネット上で利用できる住宅ローンシミュレーターなどが便利です。例えば、月々のローン返済額が12万5000円で、金利が1.5%、返済期間が35年だとすると、借入金額は約3000万円になります。
このようにして、自分たちの家計収入に応じた月々のローン返済額と借入金額を把握することができます。
もちろん、これらの数字はあくまでシミュレーションですので、実際にローンを組む際には金融機関や不動産会社などと相談しながら決める必要があります。
また、将来的な収入や支出の変動も考慮して、柔軟に対応できるようにすることも大切です。
注文住宅を建てることは夢ですが、それを実現するためにはしっかりとした計画が必要です。
月々のローン返済額を把握することはその第一歩です。
4-①-4.土地と建物の購入割合を決める
注文住宅を建てる際に、土地と建物の購入割合を上手に決めることが重要です。
一般的には、土地と建物の費用はそれぞれ総予算の40~50%を目安にすると良いと言われています。
しかし、これはあくまで目安であり、自分の希望や条件によって変わってきます。
例えば、都心部や人気エリアでは土地の価格が高く、建物の費用を抑える必要があります。
逆に、郊外や田舎では土地の価格が安く、建物の費用を多めに見積もることができます。また、将来的にリフォームや増築を考えている場合は、建物の費用を少なめにしておくと余裕ができます。
土地と建物の購入割合を決める際には、以下のポイントを参考にしてください。
- ・土地の価格や立地条件を調べる
- ・建物の設計や仕様を決める
- ・総予算やローンの返済能力を考慮する
- ・将来的なリフォームや増築の可能性を考える
注文住宅は自分だけのオリジナルな家です。
土地と建物の購入割合を上手に決めて、理想の家づくりをしていきましょう。
4-①-5.注文住宅の費用の内訳を把握しておく
注文住宅を建てるときには、費用の内訳をしっかりと把握しておくことが大切です。
なぜなら、費用の内訳によって、自分の希望や予算に合ったプランを選ぶことができるからです。
また、費用の内訳を知っておくことで、工務店や設計事務所との交渉や契約もスムーズに進めることができます。
では、注文住宅の費用の内訳とはどのようなものでしょうか。
一般的に、注文住宅の費用は以下のように分類されます。
- ・土地代
- ・建物本体工事費
- ・諸経費
- ・付帯工事費
それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
土地代は、注文住宅を建てるために必要な土地の価格です。
土地代は、土地の広さや立地条件、周辺環境などによって大きく変わります。
土地代は、注文住宅の費用の中でも最も高額な部分であることが多いので、予算に合わせて適切な土地を選ぶことが重要です。
建物本体工事費は、注文住宅の建物そのものを建てるために必要な工事費です。
建物本体工事費は、建物の規模や構造、仕様、デザインなどによって変わります。
建物本体工事費は、注文住宅の費用の中でも最も自由度が高い部分であることが多いので、自分の希望やライフスタイルに合わせてプランニングすることが楽しいです。
諸経費は、注文住宅を建てるために必要なその他の費用です。
諸経費には、以下のようなものが含まれます。
- ・設計料
- ・監理料
- ・保証料
- ・融資手数料
- ・登記費用
- ・税金
諸経費は、注文住宅の費用の中でも最も見落としがちな部分であることが多いので、事前に確認しておくことが大切です。
付帯工事費は、注文住宅の建物以外に必要な工事費です。
付帯工事費には、以下のようなものが含まれます。
- ・水道・下水・電気・ガスなどの引き込み工事
- ・敷地造成工事
- ・外構工事
- ・エアコン・カーテン・照明器具などの設備工事
付帯工事費は、注文住宅の完成度や快適性に大きく影響する部分であることが多いので、細かく見積もりを取っておくことがおすすめです。
以上が、注文住宅の費用の内訳についての説明です。
注文住宅を建てるときには、これらの費用の内訳を把握しておくことで、自分にとって最適な注文住宅を実現することができますよ。
4-②.【間取り別】注文住宅の費用シミュレーション例
注文住宅を建てるときに気になるのが、やはり費用ですよね。
どれくらいの予算が必要なのか、どんな間取りや設備が選べるのか、などなど。
しかし、注文住宅の費用は一概には言えません。建築地や土地の広さ、建物の規模やデザイン、素材や仕様、工法や施工会社など、さまざまな要素によって変わってきます。
そこで、この章では注文住宅の費用をシミュレーションする方法と間取り別の費用例をご紹介します。
これから注文住宅を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
4-②-1.平屋の費用シミュレーション例
引用:宮崎県 H様邸(30代)|家を建てるならタマホーム株式会社 (https://www.tamahome.jp/case/5905)
まず、平屋の注文住宅の費用は、土地代、建物代、外構費などに分けられます。
土地代は、立地や面積によって大きく変わりますが、ここでは100坪(330平米)の土地を5000万円で購入したと仮定します。
建物代は、建築会社やプランによっても異なりますが、ここでは木造軸組工法で100平米の平屋を建てたと仮定します。
一般的に、平屋は二階建てよりも工事が簡単であるため、坪単価は安くなります。
ここでは坪単価30万円として、建物代は3000万円とします。
外構費は、駐車場や庭などを整備する費用ですが、ここでは500万円とします。
以上の仮定に基づいて、平屋の注文住宅の費用シミュレーション例は以下のようになります。
項目 | 費用(万円) |
---|---|
土地代 | 5000万円 |
建物代 | 3000万円 |
外構費 | 500万円 |
合計 | 8500万円 |
もちろん、これはあくまで一例であり、実際には様々な要素によって費用は変動します。
例えば、土地の形状や条件、建物のデザインや仕様、外構の規模や素材などです。
また、諸経費や税金も考慮する必要があります。
したがって、平屋の注文住宅を建てる際には、自分の希望や予算に合わせて、複数の建築会社から見積もりを取って比較することが大切ですよ。
4-②-2. 3LDKの費用シミュレーション例
引用:【SUUMO】 【2000万円台/127.23平米/間取り図有】設計の自由度とプランの良さを評価。家事ラクな動線も特徴の快適な家 - タマホーム の建築実例詳細 | 注文住宅 (https://suumo.jp/chumon/housemaker/rn_tamahome/101745_0000_13/jitsurei/jc_0104/)
次は、3LDKの費用シミュレーション例をご紹介します。
もちろん、注文住宅の費用は家づくりの内容によって大きく変わりますが、参考にしてみてください。
まず、注文住宅の費用は大きく分けて以下の3つに分かれます。
- ・土地代
- ・建物代
- ・諸経費
土地代は、建てる場所によって異なりますが、一般的には都心部や駅近などの立地条件が良いほど高くなります。
また、土地の形や勾配、道路幅なども影響します。
建物代は、建物の規模や構造、仕様、設備などによって変わります。
一般的には木造や軽量鉄骨よりも鉄筋コンクリートや鉄骨造のほうが高くなります。
また、デザインや間取り、素材や設備のグレードなども費用に反映されます。
諸経費は、建築確認申請や登記費用、保険料、税金などの手数料や諸費用です。
これらは建物代の10~15%程度と考えると良いでしょう。
では、具体的に3LDKの注文住宅の費用シミュレーション例を見てみましょう。
以下の条件で計算してみました。
- ・土地面積:100㎡(30坪)
- ・建物面積:90㎡(27坪)
- ・建物構造:木造
- ・建物仕様:中間グレード
- ・設備仕様:中間グレード
- ・間取り:1階:LDK(約20帖)、和室(約6帖)、トイレ・洗面所・浴室、2階:洋室×3(約6帖×3)、トイレ・洗面所
- ・立地条件:郊外の一般的な住宅街
この場合の費用シミュレーション例は以下の通りです。
項目 | 費用(万円) |
---|---|
土地代 | 2000万円(1坪あたり66万円) |
建物代 | 3000万円(1坪あたり111万円) |
外構費 | 450万円(建物代の15%) |
合計 | 5450万円 |
以上が、注文住宅の3LDKの費用シミュレーション例です。
この例では、土地代と建物代がそれぞれ合計費用の約4割ずつを占めています。
諸経費も忘れずに計算に入れることが大切です。
また、この例はあくまで一例であり、実際にはさまざまな要因で費用は変動します。
自分たちがどんな家を建てたいか、どんなライフスタイルを送りたいか、などを考えながら、自分たちに合った予算を立てることが大切ですよ。
4-②-3. 4LDKの費用シミュレーション例
引用:【SUUMO】【タマタウン岐阜春近 】 9月限定価格 1号棟2680万円~予約来場キャンペーン開催中~クオカード5000円贈呈 | 新築一戸建て・新築分譲住宅物件情報
最後に、4LDKの費用シミュレーション例をご紹介します。
これはあくまで一例であり、実際の費用は土地や建物の規模、仕様、工法、設備などによって変わりますが、参考にしてみてください。
まず、土地代ですが、これは地域や立地条件によって大きく異なります。
一般的には都心部や駅近くなどの人気エリアは高く、郊外や駅から遠いところは安くなります。
また、土地の形状や向き、道路や斜面との関係なども影響します。
ここでは、東京都内の平均的な価格を参考にして、100平方メートル(約30坪)の土地を1平方メートルあたり50万円で購入したと仮定します。
すると、土地代は5000万円になります。
次に、建物代ですが、これは建物の規模や仕様によって変わります。
一般的には床面積が大きいほど高くなりますが、間取りや構造も関係します。
また、外観や内装のデザインや素材、設備や設備機器のグレードや機能性なども影響します。
ここでは、4LDK(リビング・ダイニング・キッチン・4つの寝室)で床面積が150平方メートル(約45坪)の木造軸組工法の注文住宅を建てたと仮定します。
すると、建物代は1平方メートルあたり30万円で4500万円になります。
最後に、諸経費ですが、これは建築に関するさまざまな費用をまとめたものです。
例えば、設計料や請負契約金、保証料や保険料、登記費用や税金などが含まれます。
これらの費用は建物代の10~15%程度と言われていますが、契約内容や業者によって異なります。
ここでは、建物代の12%として540万円とします。
以上を合計すると、注文住宅の4LDKの費用シミュレーション例は以下のようになります。
項目 | 費用(万円) |
---|---|
土地代 | 5000万円 |
建物代 | 4500万円 |
外構費 | 540万円 |
合計 | 10040万円 |
このように、注文住宅の4LDKの費用シミュレーション例では約1億円かかるということが分かりました。
しかし、これはあくまで一例であり、実際にはさまざまな要素によって変動します。自分の希望や予算に合わせてプランニングすることが大切です。
注文住宅を建てる際は、信頼できる業者と相談しながら進めていきましょう。
4-③.費用シミュレーションのおすすめ無料ツール
費用シミュレーションとは、将来の収入や支出を予測して、資産形成やライフプランの見直しに役立てる方法です。
しかし、費用シミュレーションを自分で行うのは、時間も手間もかかりますし、正確な結果が得られるとは限りません。
そこで、おすすめしたいのが、無料の費用シミュレーションツールです。
無料の費用シミュレーションツールとは、インターネット上で利用できるサービスで、自分の年齢や収入、支出などの情報を入力するだけで、簡単に費用シミュレーションを行うことができます。
この章では、無料の費用シミュレーションツールのメリットや注意点、そしておすすめのツールを紹介します。
費用シミュレーションを行うことで、自分の将来に備えることができますし、今の生活を見直すきっかけにもなります。
ぜひ、無料の費用シミュレーションツールを活用してみてください。
4-③-1. 住宅見積もり.com
引用:住宅見積.com (jutaku-mitsumori.com)
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4-③-2. HOME4U 家づくりのとびら
引用:注文住宅の予算シミュレーション 住宅費用や住宅ローン返済額を簡単算出| HOME4U家づくりのとびら(https://house.home4u.jp/budget/select)
HOME4Uは、家づくりに関する情報やサービスを提供するウェブサイトです。
HOME4Uでは、家づくりの流れや費用、デザインや間取りなどのヒント、施工実例や口コミなどのコンテンツを掲載しています。
また、HOME4Uに登録されている優良な工務店や設計事務所と無料で相談できるサービスもあります。
HOME4Uは、家づくりのとびらとして、あなたの理想の住まいづくりをサポートしてくれます。
家づくりは、一生に一度の大きな買い物です。だからこそ、失敗したくないと思うのは当然です。
しかし、家づくりには多くの知識や経験が必要で、初めての方にとっては不安や疑問がたくさんあるでしょう。
そんな方のために、HOME4Uでは、家づくりの基礎知識から最新のトレンドまで、幅広い情報をわかりやすく紹介しています。
HOME4Uの情報を参考にすれば、家づくりのプロセスやポイントが明確になり、自分に合ったプランを立てることができますよ。
また、HOME4Uでは、家づくりに欠かせないパートナーである工務店や設計事務所を探すこともできます。
HOME4Uに登録されている工務店や設計事務所は、厳しい審査をクリアした信頼できる業者ばかりです。
HOME4Uでは、あなたの希望や条件に合わせて最適な業者を紹介してくれるサービスもあります。
さらに、HOME4Uでは、工務店や設計事務所と無料で相談できるサービスも提供しています。
相談することで、業者の実力や人柄を知ることができ、安心して契約することができます。
4-③-3. タウンライフ家づくり
引用:【公式】タウンライフ家づくり|注文住宅の間取りと費用相場の一括比較サイト (town-life.jp)
3分ほどの簡単な入力で自分に合った注文住宅の計画書を作成してくれるのが特徴的です。
また、全国約1030社以上の住宅メーカーがオリジナルプランを届けてくれるので住宅展示場に行く手間や、営業マンとのやり取りが苦手な方にはオススメです。
タウンライフ家づくりは、厳格な国家基準をクリアした信頼のある住宅メーカーのみと提携しているため、安心して利用できます。
ほかにも、以下のことで悩んでいる方にもオススメできます。
・イメージ通りの家を建てるにはいくらかかるんだろう…。
・いろんな住宅展示場を回りたいけど時間がない…。
・そもそも家づくりって何から始めればいいんだろう?
こういった疑問を、タウンライフ家づくりでは家づくりに欠かせない3つのプランで解決してくれます!
- 1. 間取りプラン
- 2. 注文住宅費用
- 3. 土地探し
大手ハウスメーカーから地域密着型工務店まで、さまざまな会社が住みやすい間取りを提案してくれます。
そこから、建物の工事代や土地代や引っ越し代などの総費用を計算して資金計画書を作成してもらえます。
そして、その資金計画書をもとに条件にあった土地探しまでしてくれますよ。
他のカタログ請求サイトとは違い、間取りや資金計画書、土地探しなど、カタログだけでは得られない具体的な情報が手に入ります。
5.まとめ
今回は、注文住宅の平均坪単価について分かりやすくお伝えしてきました。
今回の記事を読むまでは、注文住宅の坪単価について良くわからないという方も多いのではないでしょうか?
自分たちの理想の家を作れるか心配かもしれませんが、坪単価の相場を知ることからしていきましょう。
この記事を通して、自分たちの理想と予算に合った家作りを後押しできれば、幸いです。
「どのハウスメーカーがいい?」「予算内のハウスメーカーはどこ?」
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